クラブ・キャバクラ・ラウンジの違いは?システム・客単価・給与までを解説
男性は社会人になって接待で使う際に、女性の場合はナイトワークに興味を持った際に、クラブとラウンジの違いがわからずお困りの方も多いと思います。
両者をほとんど同じように思われている方も多いですが、料金や遊び方など様々な点で違いがあります。
このコラムではクラブ・ラウンジ・キャバクラの具体的な違い、そして働く場合はどのような面で違いが出るのかを解説していきます。
クラブってどんなところ?
銀座にあるような高級クラブは基本会員制ですので、一見さんお断りのお店であることがほとんどです。
よく聞くお店なので行きたいと思い、ふらっと行ったとしても基本入店させてもらえません。
一方、地方にあるようなクラブは会員制ではなく敷居の低いお店が一般的です。
銀座高級店とそれ以外のお店では全く違うため、ここではクラブの代名詞でもある「銀座高級クラブ」の一般常識をご紹介します。
高級クラブで飲んでみたいと思った場合、基本的に誰かの紹介を受けて会員になる必要があります。
紹介のパターンは以下の通りです。
- そのクラブのママの紹介
- そのクラブのスタッフからの紹介
- そのクラブ在籍ホステスさんからの紹介
- そのクラブのお客様からの紹介
- そのクラブの取引会社からの紹介
クラブと言っても料金は様々ですが、銀座の高級クラブは基本セット料金4万円、1セットは90分が一般的です。 ハウスボトル等は基本無いので、セット料金+ボトル代が必要になり、一番安いボトルを入れても最低8万円の会計になります。
銀座の高級クラブの場合、サービス料が45%~50%とかなり高めです。
メニュー表に例えばドンペリラベイが35万円となっていても実際の支払いはセット料金+35万円×45%~50%×消費税となり、60万円近くの会計になります。
また、クラブはキャバクラと違い、場内指名料や同伴料はありません。
お店に入り、気に入った女性がいれば自由に指名料なしで呼ぶことができます。
キャバクラってどんなところ?
キャバクラはクラブと違い会員制でないお店がほとんどです。
自由にお客様が出入りすることができるので、毎日様々な職種のお客様が来店されます。
お店に入って席に座る際にセット料金が発生します。
相場は60分5,000円~10,000円であることが多いでしょう。
またその他システムもクラブとは違い、気に入った女性をテーブルに呼ぶ際も指名料が、同伴する際も同伴料が発生します。
ラウンジってどんなところ?
キャバクラよりももっと気軽に遊べるお店が多いですが、中には会員制の高級店もあります。
比較的落ち着いた雰囲気のお店が多く、お客様の年齢層も高めの傾向にあります。
席に座る際に発生するチャージ料金は、キャバクラやクラブとは違い、時間制ではなくフリータイムで遊べるお店がほとんどです。
金額も5,000円~20,000円と幅広いです。
そしてクラブ・キャバクラとの一番の違いは、女性がお客様の隣に座って接客をしないことです。
これは風営法の関係上、そうせざるを得ないのです。
また、ラウンジはママさんの方針によってルールに様々な違いがあるため、お目当てのお店へ訪れる前に情報を調べておくと良いでしょう。
クラブ・キャバクラ・ラウンジの違い
上記の内容から、クラブ・キャバクラ・ラウンジの3つには以下のように大きな違いがあります。
会員制の有無
- クラブ・・・会員制
- キャバクラ・・・非会員制
- ラウンジ・・・一部の高級店を除き非会員制
客層と客単価
客層は銀座クラブが一番落ち着いた方がいらっしゃる傾向にあります。
年齢層もキャバクラやラウンジにお越しのお客様より高く、騒いだりコールが飛んだりすることはクラブではほとんど見受けられません。
客単価はお店にもよりますが、クラブ>キャバクラ>ラウンジの順に高くなります。
ただし最終的お支払いはボトルやシャンパン、ワイン次第になるので、お客様次第になります。
フロアレディの給与
ホステス・キャバ嬢とも呼ばれるフロアレディ。
フロアレディの給与は基本お客様の支払い単価で決まります。
お客さんに人気があり、お店に貢献できる女性ほど目に見えてお給料も高くなります。
つまり、基本的に客単価の高い店であるほどフロアレディの給与も高くなるといえるでしょう。
よって、高級クラブ>キャバクラ≧ラウンジの順で平均日給は高くなります。
遊び方のシステム
クラブの場合
クラブは会員制となり窓口女性のことを係と言います。大阪では口座ともいうようです。
高級クラブの場合、基本的に係は永久指名となっており、変更することは合意がないとできません。
お客様にとって係(本指名)を変更できないことはデメリットのように思われますが、係が永久指名であるが故に、気に入ったヘルプ女性を自由に呼ぶことができます。
窓口である係が固定の為、お客様を取った取られたのようなドラマのようなトラブルは一切無く、お店の女性皆でお客様をお迎えする形になります。
ヘルプ女性であってもお客様をもてなして貢献をすることで給与がどんどん上がるようになっています。
ですので、女性同士は協力体制にあり、バチバチとした女性同士のトラブルはほぼ起こりません。
キャバクラ・ラウンジの場合
キャバクラ・ラウンジは本指名を自由に変更することができます。
本指名を自由に変更できる為、自分のお客様が他の女性に奪われることもあれば、その逆のパターンもあります。
ただしお店によっては本指名女性とトラブルになることを防ぐため、ヘルプ女性にはお客様と一切連絡先を交換させないお店もあります。
お客様の立場からすると気に入った女性と連絡先を交換できないことはデメリットですが、お店側は女性同士のトラブル防止の為にそうしています。
キャバクラ・ラウンジはクラブと違い自由に本指名をお客様が変更できるので、フロアレディ同士の競い合いは起こりやすい環境でしょう。
キャバクラ・ラウンジはどれだけ売上げたかで給与が決まるので、本指名と場内指名では価値が大きく異なります。
クラブの場合、お客様から2番目に気に入られている女性(ヘルプ)でも全く問題ないですが、キャバクラ・ラウンジはお客様の1番になれるかどうかで給与が大きく変わってきます。
アルバイトする場合のおすすめは?
クラブ、キャバクラ、ラウンジどの業態を選んでもそこで活躍できるのであれば高収入は得ることができます。
ですが一般的な場合、気楽にそれなりの給与が欲しいという方でない限り、銀座高級クラブをお勧めします。
銀座高級クラブのをお勧めする理由は以下の通りです。
- 客層がどのエリアよりも良く安心して働くことができる
- 営業が1時までで終わり拘束時間が短い。アフターがあっても比較的早く終わる
- 女性同士のトラブルがほぼない
- 普段出会うことのない人脈を作ることができ、今後に生かせる
- マナー・作法も身に付けることができる
銀座クラブは他エリアではない、各業界のトップの方々が集う社交場であり、安心安全に働くことができます。
当然高級クラブになりますと採用基準は高くなりますが、面接時の工夫で採用も上がります。
銀座クラブで働きたいと思いましたら、お気軽に連絡頂ければと思います。