アフターってメリットあるの?気を付ける点など徹底解説
クラブやキャバクラで働く際に、かならず耳にするのがアフターの存在ではないでしょうか。
何となく営業後に店外で男性客と一緒に行動する、というのは分かるかもしれませんが、何のためにやるのか、どういうことをするのかが気になるものです。
とくに、これから夜の世界で働きたい女性は、アフターが将来の売上にどう関係してくるのかを知っておくべきです。
そこで今回は、アフターとはどういうものなのか、についてお話ししますので参考にしてみてください。
■アフターとは?
アフターとは簡単に言いますと、営業終了後に男性客と店外で一緒に行動するシステムのことを指します。
つまり、勤務外で(営業)時間に関係なく男性客と一緒に行動するというわけです。
このアフターは、基本的に時給が発生しないためタダで仕事をしているようなものです。
ですが、夜の世界ではアフターという言葉をよく聞くため、キャバ嬢やホステスにとってなんらかのメリットがあるはずです。
■アフターと同伴はどう違うの?
アフターと同じくらい、同伴という言葉をよく聞くはずです。
同伴もアフターと同じで、店外で男性客と会うシステムのことを指します。
ただし、同伴は出勤前に男性客と会うためアフターとは異なります。
同伴するということは、そのまま働いているお店にきてくれるという意味でもありますので大きなメリットを感じられます。
また、働く場所や業態によっては同伴料が発生する場合もあります。
■アフターに何のメリットがあるの?
同伴と比べると、アフターは営業終了後だし疲れているなかで対応しなければなりません。
でも、多くのホステスやキャバ嬢がアフターをしているということは、知られざれるメリットがあるはずです。
〇今後指名がもらいやすくなる
アフターというのは、お店ではなく店外で会うため男性客からすれば特別感を感じられます。
お店では、さまざまな人がいるため、話したいことも話せないかもしれません。
アフターでは、ふたりっきりで話せますし特別感があるため、内容がよければ次回もお店にきてくれやすくなるというメリットがあります。
〇欲しいものをプレゼントしてくれる可能性
アフターは、時給は発生しないかもしれませんが、場合によっては好きなものをプレゼントしてくれる可能性があります。
男性客からすれば、アフターに誘うということは女性を気に入っている証拠ですし、少しでも興味をもってほしいと思うものです。
そこで、確実に喜んでくれるであろうプレゼントをすることで、キャバ嬢やホステスにも特別感を感じてもらおうという気持ちがあります。
〇人脈が広がる
アフターでは、知らないお店にたくさん連れて行ってもらえる可能性があります。
当然、お店によっては意外な出会いにつながることも少なくありません。
たとえば、飲食店のお店のスタッフや男性客の知り合いなどから紹介されるかもしれません。
そこから、新規客としてお店にきてくれる可能性も少なからずあります。
アフターは、目先の収入にはなりづらいですが、先のことを考えれば大きなメリットでしかありません。
■アフターのデメリットは?
アフターはメリットばかりではなく、デメリットも少なからずあります。
〇お金が発生しない
アフターは、基本的にお金は発生しません。
銀座クラブではアフターをするとお客様からタクシー代として、5,000~10,000円もらえることが多いですが絶対ではありません。
つまり、無休で働かないといけない場合もあるというわけです。
働くと言っても店外ですから感覚としては違いますが、それでも仕事終わりにまた仕事をしないといけない感覚があります。
〇勤務後だから疲れる
どんな人でも、勤務後は疲れていますし家に帰ってゆっくりしたいと思うものです。
しかも、お酒も飲んでいるわけですから、余計にしんどいはずです。
そんなときにアフターに誘われると、肉体的にも精神的にも疲れてしまうのではないでしょうか。
〇事前にアフターは分からない
アフターというのは、事前に予約が入るわけではありません。
当日来店された男性客が、アフターに誘うことが多い傾向にあるため、自分の予定が立てづらくなります。
もちろん、アフターは断わることもできますが、自分の予定ばかりを取ってしまうとせっかく気に入ってくれた男性客が離れていってしまう可能性があります。
〇助けてくれるスタッフがいない
店内であれば、失礼な男性客がいればスタッフがなんとかしてくれます。
しかし、店外のアフターになればスタッフはいません。
つまり、男性客の素性がまったくわからずにアフターに乗ってしまうと、大きなトラブルにあってしまうことを考えなければなりません。
■なぜ男性客はアフターに誘いたがるの?
キャバ嬢やホステスからすれば、時給の発生しないアフターを少なくしつつ効率よく稼ぎたいと思うはずです。
しかし男性客からすれば、できるだけアフターに誘いたいと思うものです。
それは、気になる女性をアフターに誘って、自分のことを知ってもらいたい、興味をもってもらいたいと思うからです。
男女関係なく、気になる相手がいればもっと話したいですし、自分に興味をもってもらいたいのと同じことです。
あわよくばかなり親密になれるかも、という期待が心の奥底にありますし、お店では話せないこともありますのでアフターは男性客からすれば必要な時間と言えます。
■アフターをする際の注意事項は?
何でもかんでもアフターを受けるのはあまりおすすめしません。
もし、アフターをするのであればいくつかの注意事項がありますので知っておいてください。
〇毎回アフターには行かないこと
将来の売上のために、と思い、毎回同じ人とアフターをするのはよくありません。
なぜなら、男性客からすれば特別感がなくなるからです。
いつもお店に行けば会ってくれる、アフターもしてくれる、いつでもいいや、となればお店にこなくなり店外だけで会おうと誘われることを考えなければなりません。
お店にこなくなれば売上は1円も入ってきません。
アフターは適度な距離間で、適度にうけられることをおすすめします。
〇アフター以上のことはしないこと
アフターは、いわばふたりきりですから、どうなろうがお店やスタッフは知る由もありません。
危ない目にあう可能性は考えなければなりません。
もちろんアフターのことはキャバ嬢やホステス、男性客に委ねられますが、一線を超えすぎてしまうとトラブルになりますし、お店にもきてくれなくなるかもしれません。
できるだけ男性客を見て、大丈夫なのかどうかをしっかり判断しておくようにしましょう。
〇翌日の仕事を考えて行動すること
キャバ嬢やホステスによっては、翌日も出勤なんてことが考えられますよね。
もしかしたら、掛け持ちしていて朝の仕事があるかもしれません。
アフターは、営業終了後となりますので確実に日付は変わっています。
そこから長時間アフターをしていると、仕事に影響がでることは必須です。
将来の売上は大切ですが、仕事に影響してしまうのはいちばん怖いので注意しましょう。
〇遠くへは行かないこと
アフターは、できるだけお店の近くが理想ですが、男性客によっては遠くを指定してくるかもしれません。
とくに、まだ信頼できる男性客ではなかった場合、遠くの場所はリスクがあるので注意するべきです。
とくにお酒を飲んでいる場合、気づいたときには知らない場所にいたなんてことになると大きなトラブルにつながります。
また、家まで送るよと言われても家バレはよくないので、しっかり断わるようにするべきです。
〇アフターでも相手はお客様
アフターの場合、ハメをはずしてしまうかもしれません。
なぜなら、お店のスタッフの監視がないからです。
あまりやりすぎてしまうと客離れをしてしまう可能性があります。
また、親密になりすぎると、プライベートで会えると思われたら終わりです。
アフターといえども、相手はお客様ということを一瞬たりとも忘れないようにしましょう。
■アフターってどこに行くの?
アフターと言っても、夜の世界の未経験者からすればどこに連れていかれるのか、と不安になるものです。
ですが、事前によく行くお店を知っておけば安心ではないでしょうか。
〇高級料亭
男性客はアフターに誘うということは、かなり気に入っている証拠ですし、気に入ってほしいと思っています。
ですから、普段行かないような高級料亭などがアフター先に選ばれます。
新人のキャバ嬢やホステスとしても、高級料亭に行く機会はほとんどないはずですから、特別感を感じられます。
〇カラオケ
私たちは誰でもカラオケで楽しみますが、アフターでもそれは同じです。
むしろ、高級料亭のように敷居が高くないので気軽に利用できるというメリットがあります。
また、カラオケでは共通の音楽の趣味が見つかる可能性があり、よりお互いのことを知れる場所でもあります。
〇居酒屋
店内で飲み足りない場合は、アフターで居酒屋に行くこともあります。
居酒屋もカラオケ同様に、馴染みのある場所ですから気軽に利用できます。
〇同業系
意外かもしれませんが、アフターでは別なキャバクラやガールズバー、ホストクラブに連れて行かれることがあります。
他店にお客様として行くのは違和感かもしれませんが、接客の勉強ができるため、新しい発見があるかもしれません。
このようにアフター先はいくつかありますし、それ以外もたくさんありますが、できるだけ信頼できる男性客と行くようにするべきです。
とくにアフターはふたりきりになるわけですから、細心の注意を払いつつ、自分も男性客にも楽しんでもらうように意識すれば完璧です。
■アフターとはのまとめ
アフターとは営業終了後に店外でふたりきりで会うシステムのことで、どういう目的でどこに行くのかを知ることができました。
毎回、同じ男性客とアフターに行くことはおすすめできませんが、適度に特別感をもたせてあげることでリピーターとなってくれることでしょう。
また、アフターが心配であればお店には先輩やスタッフが在籍しているので、コツを聞いておくことをおすすめします。