来店に繋げるホステスのメール術|状況別に文例も紹介
銀座のホステスさんだけでなくナイトワークをされている方にとってメールはお客様との大事なコミュニケーションの一つですよね。
ママや新人のホステスさんもお客様に再度お店に足を運んで貰えるように営業メールを定期的にお送りしますが、簡単にお願いしただけで来店して頂けるものではありません。
また、「お店に来てね」といった直接的な営業メールは送り過ぎると逆効果になってしまいますので、お客様の来店頻度や懐事情等を念頭にお送りしないと負担に思われてしまいます。
売れているホステスさんは営業メールだけで無く何気ない話題のメールもマメにされている方が多いです。
お客様が来店されなくなる大きな理由に、“そのお店や女性に関心が無くなった”という事が挙げられますが、銀座には沢山ホステスさんがいますので埋もれてしまわない様に頻繁に連絡を取る事が非常に重要です。
お客様にメールを送る際の注意点
メールの頻度を相手に合わせる
売れるホステスの条件の1つにマメであることは良く耳にします。
しかし、営業メールだけでは無く何気ない話題のメールも一方的に送り続けると、銀座に飲みに来られるお客様はお忙しい方が多いので逆効果になります。
返信が来ないからといって送らないでいますとやり取りがそこで終わってしまい、折角お客様と連絡先を交換したのに勿体ないです。
丁度良い頻度は“お客様の来店回数×3”回以上を目安に営業ではないメールをお送りしておくと良いと言われています。
一例ですが毎週1回は来てくれるお客様であればちょっとしたやり取りを週3回以上、月に1回の来店頻度のお客様であれば月3回くらいの連絡頻度です。
あくまで目安ですので、メールが好きなお客様であればもっとメールの回数を増やしても良いと思いますし、逆にLINEを送っても既読になるのが1~2日以上経ってから等明らかに筆まめでは無いお客様には隔週で連絡する等臨機応変に対応して頂ければと思います。
お客様と連絡をとる際の確認事項
連絡先を交換してくれたという事は基本的に連絡をしてOKだと受け取って大丈夫ですが、お名刺を頂いた場合は「(お名刺に書かれている連絡先)こちらにご連絡させて頂いても差し支えないでしょうか?」等確認して下さい。
その際に、連絡したらまずい時間を伺ってお>くと更に良いかと思います。
お名刺に書かれている連絡先にホステスさんからのメールや電話が来るとまずい方も沢山いらっしゃいますし、仕事用の連絡先では無くプライベートのLINEやメールアドレスを聞けた方がその後の連絡がし易いので可能な限りお名刺の交換だけでは無くその場で連絡先を交換した方が良いです。
お名刺を頂いたり連絡先を交換したりしましたら、必ずそのお客様の係のホステスさんに一言お席つかせてもらった事への感謝と連絡させて頂くことの報告はしておきましょう。
銀座高級クラブの場合、席に着く前に連絡先の交換NGと言われなければ、基本席に着いたお客様と積極的に連絡先交換することを求められます。
中には事前に全て確認してから連絡先の交換を求める係のお姉さんもいますが、ほとんどの係女性は連絡先を交換しない女性は営業する意思がないと思われ重宝してくれません。
連絡先を交換しましたらお姉様に報告をし、お客様にお礼の連絡をしたことまで報告すると完璧です。
お客様と連絡を取っていると伝えておけば、またそのお客様が来店された際に係のホステスさんがお席に呼んでくれる可能性が高くなりますし、席に呼んだら連絡先をちゃんと交換してくれる子だと思ってもらえれば他のお客様のお席でも呼んでもらい易くなるのでご自身にとってもプラスしか無いです。
逆に何も言わないでいると、連絡先を折角交換しているのに交換してないと思われてしまったり、係のホステスさんに言わずにこっそり連絡している=何かやましい事があるのでは…等疑われしまう可能性もありますので注意して下さい。
頂いたメールへの返信は迅速に
お客様からのメールは即レスとまではいかなくてもなるべく早く返信しましょう。
特に今日同伴したい・お店に4人で行きたいのだけれど席が空いているか等といった予定の確認に関しては間が空いてしまうとせっかくのチャンスを棒に振ってしまう可能性もありますので可能な限りこまめにLINEやメールはチェックして下さい。
6時間以上経ってからの返信は一言「遅くなってしまって申し訳ございません」と付け加えた方が良いです。
また、連続でLINEのやり取りしていたのに急に既読を付けなくなるのも印象が良くないので、やり取りを中断する場合は「ちょっと出かける支度をしますね」等一言お伝えしてからの方が良いです。
ダブルワーク等でどうしてもレスポンスが半日に1回も難しいようでしたら、前もって「お昼も働いていて、連絡が遅くなってしまうかもしれないです…」と事前にやんわりと言っておいた方が返信が遅くなってしまった時にお客様に「まだ仕事中なのかな?」と印象が悪くなるのを避けられます。
土日祝日の連絡は基本的に避ける
銀座のクラブに飲みに来られているお客様はご家庭のある方が大半ですので、ご家族と過ごしている可能性の高い土日祝日の連絡は避けた方が良い場合もございます。
基本的には土日祝は連絡を控えるというスタンスで、お客様から連絡が来た場合は返信するので良いかと思います。
しかし、中には土日祝日は他のホステスさんが連絡しないので、逆にアピールも兼ねて土日祝日も積極的にメールを送る女性もいらっしゃいます。
独身の方や単身赴任されている方など休日に連絡が来たら喜ぶお客様もいらっしゃいますので、上記にも触れました通り、連絡NGな時間帯や曜日があるのかは事前に確認された方が良いでしょう。
メールだけでは無く多くの銀座のクラブではご来店のお礼や暑中見舞い、寒中見舞い等のお手紙を送る女性も多くいます。
お客様によっては自宅では無く職場に送って欲しい、手紙は送られると困る等それぞれの方のご事情が有りますので、お手紙を出す際は係のホステスさんに確認してから送りましょう。
【状況別】メールの書き方と文例
来店に対するお礼メール
お席につかせて頂きましたらお礼メールはなるべく早く必ず送りましょう。
お礼メールは全てのホステスさんがしますので、余程気に入った女性以外の遅いメールはお客様の印象に残りません。
一番最初に届いたお礼メールは印象に残りやすいので、早ければ早い方が良いかと思います。
ある有名なママは午前9時までに全てのお礼を済ませると仰ってた方もいらっしゃいます。
初めてお会いした方であれば、お話した事やお客様の服装等印象に残った事を文章に入れるとお客様からの印象が良いだけでなく、後々メモ代わりになって便利です。
例文
昨日はご来店頂き誠にありがとうございました。クラブ**の△△と申します。
○○様の◇◇のお話で昨夜はとても盛り上がりましたね、とても楽しい時間でした。
また是非お話を聞かせて頂きたいです。
敬称(様・さん等)でしたり、敬語かもう少しくだけた感じの文章にするかや絵文字の有無はお客様のご年齢や雰囲気で変えて下さい。
初めてお礼のメールをお送りする方には必ず店名と名前を文の最初に入れて下さい。
営業メール
営業メールは、送り過ぎないこと・失礼にならないこと・距離感に気を付ければ問題ないかと思います。
例文1
おはようございます! やっと金曜日になりました!1週間お疲れ様です!
○○さんとこの間伺ったお店で是非お食事したいなぁと思い連絡致しました♪
また◇◇のお話一緒にしたいです(^▽^)/
同伴、来店は食事に誘うことが一番王道です。
例文2
いつもお世話になっております。 クラブ**の△△です。
都心でも初雪が降りましたが、いかがお過ごしでしょうか?
ぜひ○○様とまた楽しいひと時を過ごせたらと思ってご連絡させて頂きました。
お忙しいところ恐縮ですが、ご都合がよろしければまた○○様とお会いできるのを楽しみにしております。
まだそれほどお互いの事を知らないお客様の場合は名乗った方が無難です。
また、ホステスさんのキャラクターにもよりますが距離を急に縮めると警戒されてしまう可能性があるので、まだお客様がどんな方か分からないうちは丁寧な言葉使いを心掛ける且つ、手紙の様に季節のあいさつを文頭に入れると良いと思います。
日常のコミュニケーションメール
よく使われている話題は季節の挨拶・前に話した事・近況報告等です。
また、月曜日に「今週も1週間頑張りましょう」や金曜に「一週間お疲れ様です」と送っている方も多いです。
一人一人に文章を考えるのは大変なので中々話題の思いつかない時は皆さん結構コピペをうまく使っています。
「季節の変わり目ですが○○様はお変わりなくお過ごしでしょうか?」「先日教えて頂いた定食屋行きました!」等お客様のお名前を入れてみたり、一文だけそのお客様へのメッセージを入れたりといった工夫をされているようです。
勿論1人1人にしっかりと文章を作りテンプレではないことをアピールした方が良いですが、時間が無い方はアプリやツールを利用して一斉メールを送っている女性もいらっしゃるようです。
例文1
(月曜にお送している設定)
お世話になっております。 クラブ**の△△です。
季節の変わり目ですが、○○様はお変わりなくお過ごしでしょうか?
今日からまた一週間お互い健康第一に頑張りましょう。
例文2
お世話になっております。
だんだん温かくなってきましたね。
○○さん今週末ゴルフですよね(^▽^)/ 陰ながら応援してますね!
仲良くなってきたお客様は、以前話した事を元に文を作るとちゃんとお客様とお話した事を覚えている事がアピール出来て好印象です。
特に誕生日や昇進等お客様にとって特別なイベントは聞きましたら忘れずお祝いの連絡をしましょう。
まとめ
銀座のクラブに来られるお客様はメールがお好きな方とあまりマメではない方と別れる傾向にあり、お忙しい方も多いのでメールを送っても返信がないことも多々あるかと思います。
ナイトワークを初めての方は落ち込んだり・迷惑だったのかもしれないと気になると思いますが、返信を強要されたりさえしなければホステスさんからメールが送られてくること自体は嬉しいという方が多いようですし、暫くお店に行ってい無くても連絡を頻繁に貰っていると「これだけ連絡してくれるなら、久しぶりに行こうかな…」と思うお客様も多いです。
私の紹介した女性に全く相手にされて無かったお客様に1年間メールを定期的に送り、1年後にお客様がその行為を感心して、一番の太いお客様になったケースも多く見受けられました。
返信が無かった場合でも落ち込んだり諦めずにコツコツ連絡を取り続けましょう。
メールでの連絡はあくまでもアフターサービスです。
どんな丁寧なメールを送ってもお客様との接客中にお客様に気に入られなければ、効果は薄くなります。
お客様の席に着いた時に全力で接客し、気に入って頂いた状態からメールを送ることが一番大切かと思われます。
銀座クラブで働いてみたい、もっと活躍したいので移籍したい等お考えの方は、まずはお気軽にお問合せ頂ければと思います。